ノスタルジックなポストアポカリプス。漫画の「少女終末旅行」をレビュー。ネタバレなし。
皆さんこんにちは。
漫画の「少女終末旅行」を読みました。
荒廃した町を旅する姿が切ないです。
作品紹介
あらすじ
舞台は、文明が崩壊し荒廃した巨大近代都市。
主人公のチトとユーリは、前輪はタイヤで後輪はキャタピラの半装軌車という乗り物で、とてつもない大きさの都市の最上部をひたすら目指します。
最上部にはきっと何かがあると信じ、旅を続ける2人。
その旅の途中、数少ない人々との邂逅や、前時代の痕跡を辿りながら、おぼろげながら崩壊した文明や都市の秘密を解き明かしていきます。
様々な出会いと別れを繰り返し、2人は旅の終わりの最上層に少しずつ近づいていきます。
概要
ノスタルジックなポストアポカリプス漫画って感じです。
2人の少女、チトとユーリが延々と旅を続けるなかでの出会いや別れが描かれています。
全6巻です。
この漫画の見どころ
見どころは、まったりとしていて、それでいてノスタルジックな2人の旅する姿です。
正反対の性格の2人が、終末世界を旅するなかで訪れる、出会いや別れ、そして困難に立ち向かっていく姿が、まったりと描かれています。
基本的には、ハラハラドキドキするという感じではなく、2人の旅を見守るっていう感じです。
でも、どこかずっとせつない感じ。
無理して明るくしているような印象というんでしょうか。
どうにもならないからこそ現状を受け入れながら、旅を続ける2人の姿が健気で切ないですね。
この漫画の残念なところ
もちろん、最後にはちゃんとした結末がありますが、基本的にはずっとまったり旅を続けるだけなので、わかりやすい盛り上がりというものはあまりありません。
戦闘シーンはおろか、敵とかはまったく出てきませんし、サバイバル的な要素もだいぶ薄いです。
ここが好みの別れるところですね。
この漫画のおすすめ度
★★★★☆
星4つでおススメできます。
どこかノスタルジーな終末旅行をご覧になって下さい。