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ゾンビ・終末世界・世紀末・ディストピア・ポストアポカリプス・サバイバル系のエンタメを紹介します。

冒頭の展開に驚くゾンビ映画。映画「ディストピア パンドラの少女」をレビュー。ネタバレなし。

みなさん、こんにちは。

久々にゾンビ映画を観ました。

原作は「パンドラの少女」という小説になります。 

 

 

作品紹介

あらすじ

謎のウイルスが蔓延し、荒廃してしまった世界。

そのウイルスに感染すると人間は、ハングリーズと呼ばれるゾンビになってしまう。

滅亡が目前に迫っている人類に残された唯一の希望は、一人の少女。

しかし、この少女はある秘密を抱えていた…。

 

概要

ジャンルはゾンビ映画、そしてパンデミック映画です。

内容的にはただのゾンビ映画ってよりも、シリアスでヒューマニズムが強いゾンビ映画だと思います。 

 

原作は小説で、上下巻とボリュームがあります。

いつか読んでみようと思います。 

 

 

 

 

この映画のここが良い

子供たちがどこかの基地で軟禁・監禁されながら、授業を受けるというシーンから映画は始まります。

謎に包まれていますし、何よりかなり子供たちがかわいそうな状況です。

しかし、実はそう思わせるのが伏線になっていて、その後の展開のギャップに結構驚きました。

この展開を見るだけでも、この映画を観る価値があると思います。

主人公の少女含め、「子供」という存在がこの映画では大事な存在となっています。

 

特に後半に出てくる、新たな子供達がかなり怖いですよ。

そして、同時に悲しいですね。

この子達も…、みたいな。

結局子供達怖いけどね。

 

でも、ラストを観れば、この子達はとても恵まれていると解釈することも出来ます。 

そのラストは正直賛否両論かもしれませんが、私は好きな感じでした。

この主人公の少女が大きな決断をするのですが、それがハッピーエンドかバッドエンドかは視聴者が判断するって感じです。

その人の人間観、倫理観、宗教観みたいなものがちょっと出ちゃうかも。

ちなみに私はハッピーエンド寄りですかね。

 

全体的にシリアスで真面目なゾンビ映画ですが、もちろんゾンビ映画の基本的なところはしっかりと押さえている作品です。

 

 

この映画のここが悪い

なにしろ、登場人物の若い女の先生がムカつきます。

人類の存亡がかかっているということを全く理解していない行動がイラつきます。

正直、監督がどこまで狙って演出しているのかもわからないぐらい、似非ヒューマニズムみたいなものにイライラしちゃいます。

でも、ラストの展開を思えば、ここまで納得の行動だとも言えるので、監督の狙い通りなのかも?

 

あと、ほんのすこーし、B級っぽいかな~。

特にラストに向かってちょっと粗いような…。

B級は好きですけど、真面目なのにB級っぽさが出ちゃうのはダメですね。

 

 

この映画のおすすめ度

★★★☆☆

少し辛めの星3つでしょうか。

本当は4にしたい気持ちもありますが…。

なんにしろ、ちょっと粗削りなところもありますが、ゾンビ好きなら是非観てほしいと思います。

 

主人公の少女に隠された秘密とは。

彼女は本当に人類の希望となるのか。

気になる方読んでみてください。