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ゾンビ・終末世界・世紀末・ディストピア・ポストアポカリプス・サバイバル系のエンタメを紹介します。

原作に負けず劣らずなゾンビ映画。映画「アイアムアヒーロー」をレビュー。ネタバレなし。

みなさん、こんにちは。

映画のアイアムアヒーローを見ました。

原作を読んだ人、また原作のオチが嫌いな人にもしっかりおススメ出来る映画でした。

 

 

 

作品紹介

あらすじ

主人公は漫画家を目指す中年男性、鈴木英雄。

いつか売れることを目指して、アシスタント業に精を出す日々。

そんな代り映えのしない平凡な日常を送っていた時に、突如ゾンビ(通称ZQN・ゾキュン)パニックが起こってしまう。

鈴木英雄はZQNから逃げ切ることが出来るのか。

 

概要

ジャンルはゾンビ映画です。 

監督は、佐藤伸介。有名どころでは、映画「いぬやしき」の監督もしてます。

主演は大泉洋。

ヒロインは有村架純。

あと、長澤まさみもヒロインかな。

 

また、原作は漫画で、こちらも素晴らしい作品です。

漫画版アイアムアヒーローについては、コチラの記事をご覧になって下さい。

 

 

この映画のここが良い

主人公は平々凡々なただの一般人です。

むしろ、気弱で、そこら辺の一般人よりもかなり弱そう…。

でも、この主人公はなんと趣味でショットガンを持っています。(笑)

気弱な主人公が、ゾンビ退治の代名詞ショットガンを持つというアンバランスな構図です。

普通はショットガンを持てば、ゾンビ無双といった感じですが、この主人公はあんまり強くないから、無双って感じではありません。

だからこそ、ゾンビをただ退治するだけのありがちな映画ではなく、ZQNという恐ろしい脅威から逃げる、ハラハラしたゾンビサバイバル映画になっています。

 

そして、このゾンビ、ZQNとの最初の遭遇のシーンなんですが、かなり怖かったです。

原作も知っていて、ほぼシチュエーションでしたが、驚いちゃいました。(笑)

まさか、あの女優さんが、あんな変わり果てた姿になるとは…。

邦画特有の湿度感のある演出と、ゾンビがうまく融合してたと思います。

この冒頭だけでも観る価値あります。

 

あと、オチは原作の途中までの話になりますが、逆にアリです。 

なにしろ、原作のオチとそこにかけての展開はかなり賛否両論です。

映画版アイアムアヒーローは原作の途中までの話なので、「物語は続く…。」的なオチですが、むしろそれで良かったかもしれません。

 

また、映画用に物語をとてもコンパクトに組み替えてくれています。

しかも、原作を読んでいる人でも、不自然にならないような絶妙のラインですね。

 

起承転結がわかりやすく、スピード感もあり、ゾンビもかなり怖いという、しっかりとしたゾンビ映画になっていると思います。

 

 

この映画のここが悪い

ところどころのCGが弱いです。

もう邦画の宿命みたいなものなので仕方ないのかもしれませんが、残念です…。

 

あとあくまでも原作に照らしてみると、大泉洋と、長澤まさみは納得の配役ですが、有村架純はちょっと合わないかな~。

もうちょっと素朴な子の方が、合っていると思います。

いや、別に原作原理主義でも、有村架純さんが嫌いな訳でもありません。

ただ、大泉洋があまりにもハマり役だったんで、逆に気になっちゃいました。(笑)

 

この映画のおすすめ度

★★★★☆

星4つでかなりおすすめします。

 

実は私は邦画をあまり観ません。

邦画が嫌いな訳ではありませんが、私の好きなジャンル、例えばSFとかアクションは、邦画よりもやはり洋画に分があるように思うので、自然と足が遠のいていました。

今回のアイアムアヒーローも大別すればSFで、またかなり久々の邦画でしたが、とても楽しめました。

 

主人公、鈴木英雄は襲い来るZQNから逃げ切ることが出来るのか。

気になる方はご覧になってください。